リフォームとリノベーションの違い。
「リフォームとリノベーションって何が違うんですか?」
お客様に聞かれることがあります。
何が違うかと言いますと、、、
この2つの言葉に明確な違いはありません。
リノベーションもリフォームと言えばリフォームと言えますし、リノベーション行ってもリフォームの補助金が利用できます。
逆にサラッと内装のみのリフォームかと思えばリノベーション済みと記載があったり、よく解らないですよね。
何となく、軽い小規模な工事をリフォームで、間取りを変える大きな工事がリノベーションそんなイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
私たちが考えるリフォームとリノベーションの違いは、
リフォームは経年劣化によって傷んだ物を、新築時の様に原状回復工事を行うことがリフォームであり、例えば水廻り機器の交換や内装クロス、フローリングの貼替などが該当します。
一方リノベーションは上記リフォームに加え、新たな価値の創造や性能を付け加えることだと考えます。
例えば築30年経過していたとすると、その家は30年前の生活様式に合わせて間取りが作られていることになります。
今の生活様式と比べてみるとどうでしょうか、30年前には携帯電話もありませんし、テレビもブラウン管テレビでした。
また、ご夫婦の働き方も変わり、専業主婦世帯から共働き世帯も多くなりました、さらには家族構成も変わっていませんか、30年で世の中は様々な形に変化しています。
10年ひと昔と言いますが、これだけ違う時代に作られた間取りは現代の暮らし方に合う物なのでしょうか。
私たちは、そのギャップを埋め現代の暮らしに合わせる改修工事をリノベーションと考えています。
販売中の物件にはリフォーム済みの物件も多く存在しています。
綺麗に仕上げられたリフォーム済みの物件を簡単に買う方法も勿論間違いではありません。しかし30年前の誰かが考えた間取りに合わせた暮らしを行うのか、それともリノベーションを行って自分たちに合わせた間取りで暮らすのか、どちらがこの先幸せに暮らせるのかを考えてみて下さい。
私の好きな言葉に「一座建立」という言葉があり「招いた者と、招かれた者の心が通じ合い一体感が生まれること」とあります。そんな仕事がしたいと思っています。